床材には多くの種類があります。材質によってどのような違いが出てくるのでしょうか。今回は、天然木の中でも明るい部屋にしたいときにぴったりの床材、「シカモア」の特徴をご紹介します。
シカモアはカエデの仲間で、ヨーロッパ中部地方を中心に、アメリカや中国、日本にも広く分布する木です。
広い範囲で採れますが、中でもフランスで採れるシカモアが最高級とされています。成長すると高さは35m、幹の周りは直径1.5mほどにもなり、中には、樹齢数百年という物もあります。
木肌は乳白色で光沢があり、心材と辺材のどちらもあまり色が変わらないのが特徴です。たまに「カーリー杢」という連続した美しいゆらぎの模様が表れることがあり、これが強いシカモアはたいへん貴重とされます。
床材のほか、楽器や木製食器、家具などの材料としても人気が高く、ストラディバリウスをはじめとするバイオリンの背板やヨーロッパの伝統楽器・リュートの指板などにも使われています。
シカモアは「色合いが白く明るい」「接着しやすく、塗装後の仕上がりがいい」という、2つの特徴があります。
シカモアは光沢のある乳白色で、数あるフローリング材の中でもかなり色合いが明るい部類です。木目は非常にきめ細やかで絹のようなツヤがあり、見る人に優美な印象を与えます。自然光だけでもつややかに光り、部屋全体の雰囲気を明るくしてくれるのはもちろん、カーリー杢部分は光の加減でさまざまに変化するので、見ていて飽きることがありません。年月が経つと、徐々に乳白色からやわらかな風合いの琥珀色へと変化していき、明るさは変わらずに違った色合いを楽しめます。
木目によじれがあるので加工しても割れにくく、釘打ちやねじ止めと相性がいいのもシカモアの特徴のひとつです。木肌は密で、表面にはツヤがあるので、塗装をかけることできれいに仕上がります。
なお堅さは、床材に使われるさまざまな木の中で中程度です。乾燥が簡単で、人工乾燥でも天然乾燥でも問題なく乾き、乾燥に伴う収縮による狂いが少ないという特徴もあります。
腐りやすく、虫の被害を受けやすいのが欠点ですが、薬の浸透性は高いので、保存薬剤を使えば防止することができます。模様にもよりますが、総じて価格は高めです。
明るい色合いと光沢が魅力のシカモアは、リビングなど明るい空間にしたい場所に向いています。木目により表情がだいぶ変わってきますので、しっかり選ぶようにしましょう。
フローリングには、無垢フローリングと複合フローリングの2種類があります。100%天然木を使った無垢フローリングは、木の特徴を最大限活かすことができますが、お手入れや耐久性といった問題点も少なからずあります。
一方の複合フローリングは、基礎となる基材の表面に、天然木、樹脂、紙製のシートなどを素材にした化粧材を貼り合わせた板を床材に使います。シカモアをはじめとする天然木を化粧材に利用した複合フローリングであれば、木の種類による価格差はあまりなく、耐久性のある商品も多く存在するため、風合いをはじめとする無垢材の良さを気軽に取り入れることができます。
BXゆとりフォームでは、シカモアを仕上げ材にした複合フローリングを取り扱っておりますので、お気軽にお問い合わせください。
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