在来工法で作られた浴室のタイルが劣化してくると、塗装して補修するべきか、思い切ってユニットバスへと入れ替えリフォームをしてしまうか、判断に悩む方もいるとことでしょう。
ここでは、タイルの塗装がおすすめの状態と、ユニットバスへのリフォームが必要な状態の違いについてご紹介します。また、タイルの塗装方法や費用相場、リフォーム会社に依頼することによるメリットなどについても見ていきましょう。
タイルの劣化が、塗装による処置で済むのか、それとも浴室入れ替えリフォームが必要かどうかは、どのようなポイントで判断できるのでしょうか?
浴室の壁や床のタイルの状態を見る際は、タイルだけでなく、目地や浴槽にも目を向けてください。
これらに破損している部分がなければ、タイルの塗装による補修だけで大丈夫な可能性が高いです。
浴室のタイルは、湿気や石鹸のカスなどによって、汚れやカビが発生するほか、長年使用しているうちにひび割れが生じることもあります。
塗料の膜のはがれや浮きがある場合も、塗装のタイミングだと思っていいでしょう。
浴室のタイル塗装で済むようであれば、工期や費用面でも負担は少ないため、劣化を発見したら早めに処置することが大切です。
また、塗装をすることでタイルに汚れがつきにくくなるため、日頃の手入れも楽になります。
タイルや目地、浴槽など、浴室内のどこかに破損が生じている場合は、塗装ではなくユニットバスへの入れ替えリフォームがおすすめです。
理由としては、大きなひび割れや亀裂は、塗装だけで補修することは難しいためです。
破損している部分から内部に水分や湿気が入り込むと、腐って傷んでしまう危険もあるため、破損部分を見つけたらなるべく早めに対処してください。
浴室の状態が悪いと、水漏れやシロアリ被害などの原因にもなってしまいます。
リフォーム会社に状態をよく確認してもらい、適切な工事を施しましょう。
浴室タイルの塗装は、リフォーム会社に依頼することで、新品のような仕上がりにすることができます。
ハケやローラーを使う塗装方法よりも、スプレーで塗料を吹き付けるタイプの塗装方法が多く行われています。
これは、ハケやローラーは筋が残りやすく均一に塗ることが難しいためです。
リフォーム会社の塗装方法を見て、きれいに仕上げられる方法で施工しているかどうかを確認しましょう。
また、浴室塗装で最も重視されるポイントが下地処理です。
下地処理が甘いと、仕上がりや塗装の耐久性にも悪影響を与えてしまいます。
そして、しっかりとカビの除去を行うことも大切です。
下地処理だけでも作業工程は多く、塗装をしない部分は丁寧に養生しておく必要があります。
使用する塗料も、「長期間きれいな状態を保つことができる」「耐水性が高い」「防カビ機能がある」といった物であることが、失敗しないためのポイントです。
塗装のはがれや浮きなどの劣化であれば、ペンキを使ってタイルを塗装し、補修することができます。
ただし、ペンキをはじめとする塗料をそのまま塗っても、塗装はすぐにはがれてしまいます。
タイルへ塗装する際には、下地処理剤としてプライマーを利用すると良いでしょう。
プライマーを先に塗布することで、塗料のなじみがよくなったり、塗料が付きやすくなったりします。
これにより、塗装部分がすぐはがれてしまうというような失敗を避けられるでしょう。
お風呂のタイル塗装をDIYで行う際には、注意点がいくつかあります。
例えば、タイル塗装には専門知識と技術が必要であるという点です。
塗装のやり方が良くないと、すぐにはがれてしまったり、均等に塗装できなかったりするリスクがあります。
また、狭い浴室内で塗料を使うことになるため、有機溶剤中毒への注意も必要です。
もしも、お風呂のタイル塗装をDIYで行う際には、十分に換気して作業を進めることが大切です。
在来工法の浴室の塗装リフォームにかかる費用の目安は、10万~20万円程度です。
基本的な塗装内容(10万~15万円)に、「防カビ塗装」や「消毒・カビ除去」といった施工を追加すると、さらに50,000円前後かかります。
工期の目安としては、塗装部分の状態にもよりますが、およそ1日半から3日で完了すると考えていいでしょう。
浴室のタイルは、浴室内の湿気や汚れによって、どうしても経年劣化してしまいます。
しかし、浴室タイルを長持ちさせるコツを知ることで、少しでも長い間、綺麗な状態を保つことにつながるでしょう。
タイル表面の状態を長持ちさせるためには、洗剤とスポンジを使ってこまめに汚れを落とすことが大切です。
浴室内には、シャンプーや石鹸のカス、皮脂汚れなどのさまざまな汚れが付着してしまいます。
些細な汚れでも、放置するとタイルの劣化につながります。浴室のタイルはこまめに洗剤で掃除し、綺麗に保つと良いでしょう。
タイル表面に限らず、目地の部分の汚れも綺麗に落としておくと、浴室タイルを長持ちさせることができます。
目地の掃除では塩素系洗剤を使ってふき取ると、きちんと汚れを落とすことができます。
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浴室のタイル塗装において、初心者のDIYは失敗するリスクもあり難度も高いため、リフォーム会社へ依頼することをおすすめします。
タイル塗装の会社選びの際は、浴室塗装の実績があるのか、状況に応じて適切なアドバイスが受けられるかといったことを確認しておきましょう。
また、リフォーム後のアフターフォローが充実しているということも大切です。
BXゆとりフォームでは、浴室のタイル塗装サービスも行っており、施工実績も豊富です。
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