ユニットバスのリフォームを検討する場合、適切なサイズ選びと、快適な浴室にするためのリフォームのポイントを押さえておくことが大切です。
ここでは、ユニットバスに関する基礎知識や、一般的なサイズ例のほか、快適な浴室にするためのユニットバスの選び方についてご紹介していきます。
そもそも、ユニットバスとは、どのような浴室のことを指すのでしょうか。ここでは、ユニットバスに関する基礎知識を見ていきましょう。
ユニットバスと聞くと、ホテルにあるような、浴室にトイレと浴槽の両方が設置されている空間をイメージする方もいるのではないでしょうか。
しかし、それは誤りです。ユニットバスとは、浴槽、天井、床が一体化されている浴室のことをいいます。事前に工場で製造された浴槽や天井、壁、床といった浴室のパーツを家に持ち運び、その場で組み立てて設置します。また、サイズや機能のオプションなどを希望に応じて選ぶことができることから、「システムバス」とも呼ばれています。
浴室だけが独立していて、浴槽と洗い場のみで構成されているユニットバスを「1点ユニットバス」、浴室内に洗面台もあるユニットバスを「2点ユニットバス」、浴室内に洗面台、トイレがあるユニットバスを「3点ユニットバス」といいます。
ユニットバスからユニットバスへの交換リフォームはもちろん、かつて主流の工法だった在来工法の浴室からユニットバスにリフォームすることもできます。その際、リフォームの条件となるのは「パーツが搬入できるかどうか」です。
ユニットバスに交換する際は、浴槽や天井といった個々のパーツが搬入されます。間口は65cm以上、廊下などの曲がり角は75cm以上あれば、ほとんどの場合、玄関から浴室まで搬入できるでしょう。ユニットバスへのリフォームを検討している場合は、まずは玄関から浴室までの搬入ルートを確認してみることをおすすめします。
ユニットバスのサイズは、「1216」「1317」といった4桁の数字で表されています。
この数字は、ユニットバスの短辺寸法と長辺寸法を表しており、例えば「1317」とは、130cm×170cmという寸法のユニットバスということになります。
また、戸建て用のユニットバスは、4桁の数字ではなく、坪換算されている規格サイズの場合もあります。
例えば、「1618」は1坪サイズとされており、1坪のスペースに合ったユニットバスということになります。
ユニットバスならではのメリットとしては、次の5つのポイントが挙げられます。
ユニットバスはパーツが一体化されているため、つなぎ目に汚れが溜まりにくく、掃除がしやすいです。また、即乾性の高い床など、日頃のメンテナンスや掃除が楽になるパーツを採用しているメーカーも多いです。
ユニットバスは、家の骨組みとは完全に別構造の浴室となるため、冬場でも、浴室へ床や外壁から寒気が入りにくい構造になっています。つまり、浴室全体の保温性が高いということです。
床部分のパーツがつなぎ目のない形になっているため、経年劣化で破損しにくく、水漏れのリスクも低いです。そのため、2階以上の場所に設置する浴室にも向いています。
ユニットバスは脱衣室や洗い場の段差も比較的小さくなるため、転倒が心配な小さい子供やお年寄りでも安心して入ることができます。浴室内の各所に使いやすいデザインが採用されており、安全性が高い点も大きなメリットです。
ユニットバスへのリフォームにかかる工期は、比較的短くて済むケースが多いです。ユニットバスから新たなユニットバスへリフォームする場合は、組み立て作業がメインとなるため、浴室を使えない期間は通常3~5日ほどです。
ユニットバスへのリフォームを検討する際は、工法によって工期が変わってくることや、希望する浴室をユニットバスで実現できるかどうかを確認することが大切です。
ユニットバスが登場する以前、主流だった浴室の工法が在来工法です。在来工法の浴室からユニットバスへリフォームする場合は、既存の浴室を解体し、必要に応じて補修工事も行う必要があります。その後、ユニットバスを設置する組み立て工事を行うため、既存の浴室の状況によってリフォーム期間も変わってきます。在来工法の浴室からユニットバスへのリフォーム期間の目安は7~10日ほどとなります。
ユニットバスから新しいユニットバスへ交換するリフォームの場合、在来工法ほどリフォーム工期はかからず、目安は3~5日程度です。
マンションやアパートなどで、浴槽を交換するだけの工事であれば、1日で完了するケースもあります。また、ユニットバス交換の際、ミストサウナ機能など、これまで使っていたユニットバスにはなかった新しい機能を追加する場合は、その分の工期もかかります。
ユニットバスのパーツはいずれも規格品となるため、浴室の形や天井の高さ、窓の位置などの細かいサイズやデザインにこだわることはできません。また、サイズはメーカーで用意している中から選ぶため、原則として設置したいスペースに応じて変形させたり、メーカーの想定外の形状や天井の高さに設置したりすることはできないと考えましょう。
例えば、檜の浴槽や埋め込み型の浴槽、おしゃれな猫足バスタブといった浴槽にしたいという希望があっても、ユニットバスでは設置が難しいです。設置できたとしても、大掛かりな改装工事が必要となり、費用もかさんでしまうケースが多いのです。
そのため、ユニットバスへのリフォームを検討する際は、設置スペースの形状に適したサイズや形であるかどうか、一度ショールームで確認することが大切です。また、ユニットバスのパーツはメーカーの純正品が使われていることが多いため、もし故障してしまった場合、修理はそのメーカーでしか対応できないという注意点もあります。
もしマンションに住んでいて、既存の浴室ではなく別の場所にユニットバスを移動したいと考えている場合は、大掛かりな工事になるか、床下の配管次第では移動できないという可能性もあります。事前によく確認することをおすすめします。
リフォームによってより快適な浴室にするためには、浴槽のサイズや洗い場の広さを慎重に検討する必要があります。それぞれのサイズと面積の目安を見ていきましょう。
浴槽のサイズは、幅(長辺)の長さに注目することが大切です。浴槽の中で足をどれだけ伸ばせるかで、入浴時にリラックスできるかどうかも変わってきます。
浴槽の長さが100cm以下だと、多くの大人の場合、入浴時に足を折り曲げなければいけないので、注意が必要です。浴室の長さが160cm以上あれば、足をゆったり伸ばすことができ、親子でも入浴することができます。
標準仕様のユニットバスの浴槽の奥行き(短辺)の長さはほとんど同じで、70cm程度です。
0.75坪〜1.5坪タイプまでの、ほとんどすべてのサイズのユニットバスには、このサイズの浴槽が標準仕様となっています。つまり、ユニットバス全体の面積が広いほど、洗い場の面積も広くなるというわけです。
天井や窓の形などによっても広さの感じ方が変わってくるため、実際にショールームで確認したほうがいいでしょう。
リフォームするユニットバスを選ぶ際は、家族構成や入浴スタイルに応じて決めましょう。ユニットバスのサイズや浴槽の高さ、段差の調整や手すりの設置が必要かどうかなどを考えることが大切です。
例えば、小さな子供といっしょに入浴したり、介護しながら入浴したりする場合は、浴槽・洗い場ともに広いほうがいいです。また、お年寄りでも入りやすい浴槽のふちの高さや、出入口の広さなども考える必要があります。転倒防止のためには、段差や手すりの有無、滑りにくい床材などにもこだわったほういいでしょう。
ユニットバスのサイズ感や機能面については、専門業者のアドバイスも参考にすることで、より理想的な浴室にすることができます。BXゆとりフォームでは、ご希望に応じたユニットバスの提案を行っています。
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