家族の数が多いと、お風呂の温度を保つのも一苦労です。
特に家族の生活リズムが異なり、入浴時間が夕方になったり、夜遅くなったりとバラバラな場合は、
お風呂が冷めてしまうのが心配ですし、かといって、毎回新しくお湯を入れ直すのも経済的ではありません。
そんなときにあると便利なのが追い焚き機能です。
ここでは、追い焚き機能のメリットのほか、追い焚き機能の導入を考える上で知っておきたいことなどをまとめてご紹介します。
お風呂の追い焚きは、追い焚き機能が付いた給湯器があることによって使える機能です。
追い焚き機能がある給湯器の場合、お風呂と給湯器が「戻り配管」「往き配管」の2本の管でつながっています。
冷えてしまったお湯は「戻り配管」を通って、給湯器の追い焚き釜で温められます。
設定温度まで温められたお湯が「往き配管」を通って浴槽に戻るのが、追い焚きの仕組みです。
追い焚き機能には2種類の方式があります。具体的な種類については、この後ご紹介するので、気になる方はぜひご覧ください。
追い焚き機能とは、冷めてしまった浴槽のお湯を、給湯器で再び温め、浴槽に戻すしくみのことです。熱いお湯を新たに足して、水温を上げる、「足し湯」「差し湯」とは異なります。
忙しい現代では、家族の入浴時間はなかなかそろわないものでしょう。「先に子供とお母さんがお風呂に入り、仕事で帰りの遅いお父さんの入浴まで2~3時間は空いてしまう」という家庭 は珍しくありませんし、家族の生活リズムが違えば、当然入浴時間も異なって違ってきます。
そうなると、お湯も冷めてしまいます。
追い焚き機能があれば、一度張ったお湯を温め直すことができるので、一回ずつお湯を入れ直す手間や水道代をかけることなく、家族全員が時間を問わず、温かいお風呂に入ることができます。
追い焚き機能を導入する際のデメリットとして、追い焚き機能が付いているぶん、給湯器にかかるコストが上がるということが挙げられます。
追い焚き機能を使っていく中で考えられるデメリットは、追い焚き配管の掃除が必要になることです。
追い焚き配管に汚れが溜まってしまうと、雑菌が繁殖しやすくなるリスクが考えられます。配管の掃除方法は、以降でご紹介するので、あわせてチェックしてみてください。
加えて、入浴剤を入れた後のお湯を追い焚きできないという注意点もあります。
入浴剤が溶けたお湯が配管を通って給湯器に戻った際に、入浴剤の成分が配管や給湯器を傷める可能性があるからです。
お風呂の追い焚きには、2種類の方式があります。
追い焚きの種類の違いは、仕組みの違いだけではなく、お風呂と給湯器の位置関係などにも影響してきます。
ここから、追い焚きの2つの方式について具体的に紹介していきます。
浴槽に上下2つの循環口がある場合の多くは、自然循環方式となります。
浴槽と給湯器の温度差によって自然に対流が生まれます。その対流によって、浴槽の冷めたお湯は、下の循環口から給湯器に吸い込まれ、給湯器によって熱くなったお湯は、浴槽にある上の循環口から出ることで、お風呂が温まるというわけです。
浴槽内の水温は、上方が熱く、下方が冷たいという状態なので、入浴する際は、浴槽の水をかき混ぜる必要があります。
また、給湯器の設置場所も浴槽のすぐ近くでなければいけません。
現在の追い焚きは、比較的ポンプ循環方式が多くなっています。
ポンプ循環方式とは、給湯器にあるポンプの力で強制的にお湯を循環させる方式です。給湯器につながる浴槽の循環口は1つで済みます。
自然循環方式と違って、浴槽から離れた場所に給湯器を設置できます。
また、ポンプを使って浴槽のお湯が出し入れされるので、浴槽の水温のむらは出にくくなっています。
ポンプ循環方式の給湯器には、追い焚き機能のほかに自動でお湯を入れてくれる機能を持った「オートタイプ」と、オートタイプの機能に自動足し湯機能、配管の自動洗浄機能を加えた「フルオートタイプ」があります。
給湯器には、燃料別にガス、電気、石油の3タイプがあり、それぞれ次のような特徴があります。
ガス給湯器は、ガスを燃料にしてお湯を沸かす給湯器です。お鍋に入れた水を沸かすように、給湯器に貯めておいた水を沸かす「貯湯式」と、
水が通る金属の配管を温めることで、瞬間的にお湯を沸かす「瞬間式」の2種類があります。
各メーカーからさまざまな製品が出ていますが、瞬間式給湯器だとコンパクトなタイプが多く、狭い場所でも設置しやすいのが特徴です。
ただし、電気給湯器に比べると劣化しやすく、寿命は10年前後が目安といわれています。家庭用の給湯器は瞬間式が主流です。
電気給湯器は、電気を燃料にしてお湯を沸かす給湯器です。浴槽から吸い取ったお湯をタンク内で温めます。
こちらも各メーカーからさまざまな製品が出ていますが、ガス給湯器と違って、燃焼させる仕組みではないため、劣化が遅く、平均20年前後は使うことができます。電気料金が深夜に安くなるプランに入っている場合、深夜にお湯を沸かせば、ガスに比べ光熱費も抑えられ、火を使わないため安全性も高いのが特徴です。
ただし、深夜に電気料金が安くなるプランに入ると、昼間の電気料金は通常の料金プランに比べて高くなります。
一方、必ずタンクを内蔵するためにガス給湯器よりサイズが大きくなりがちで、狭い場所には設置できない場合があります。
石油給湯器は、石油を燃料にしてお湯を沸かします。ガス給湯器と同じく「貯湯式」「瞬間式」の2種類があります。
ガス給湯器に比べると光熱費はかからないといわれていますが、現在の灯油価格の高騰もあるので、一概にはいえません。
給油の手間がかかる、周辺に石油のにおいがするといったデメリットがあります。
お風呂の追い焚き機能は、後付けすることが可能です。
しかし、導入工事には時間や費用がかかり、浴室の状況によってかかる時間や費用は大幅に変わってきます。
費用としては、新しい給湯器の購入費や、追い焚き配管を通す工賃などが挙げられます。
また、循環口がなければ、浴槽自体の交換が必要になる可能性があります。
できれば、リフォーム会社に事前確認してもらった上で、給湯器を購入するようにしてください。
追い焚き配管に汚れが溜まっていると、追い焚きをした際にゴミが出てきたり、嫌な臭いが気になったりします。
掃除方法としては、
①浴槽にお湯を張り、水100Lに対して過炭酸ナトリウムなどの洗浄剤を200~300g加えて溶かします。
②続いて、実際に追い焚きを行うことで、配管の掃除を行います。
③追い焚きが終わったら、1時間ほどつけ置きし、その後お湯を抜いて水で洗い流します。
④シャワーなどで洗い流した後は、再びお湯を溜めて流すのを2~3回ほど繰り返し、配管のすすぎを行います。
掃除をしていないとお湯に汚れが混ざったり、レジオネラ菌の発生リスクがあったりするため、1ヶ月に1回を目安に掃除を行うと良いでしょう。
浴槽への追い焚き機能の追加は、最適な給湯器を選ぶためにも、一度リフォーム会社に相談するのがおすすめです。
BXゆとりフォームでは、浴室リフォームの実績が多数ありますので、さまざまなご相談にのることができます。
浴槽の追い焚き機能追加を考えている方はお気軽にご相談ください。
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