子どもの成長や二世帯での同居など、家族構成や暮らし方の変化に伴い、一軒家の二階だけをリフォームしようと検討している方は多いのではないでしょうか。
二階だけのリフォームの場合、主要構造部を残して大部分を作り直すフルリフォームに比べて費用を抑えられますが、一方でデメリットについても理解しておかなければなりません。
そこで今回は、二階だけをリフォームする場合のメリット・デメリットや費用相場、注意点について、フルリフォームと比較しながらご紹介します。
※フルリフォームの定義はリフォーム会社ごとに異なります。
二階だけのリフォームは、例えば、二世帯住宅に変える場合があります。
親や子どもとの同居とはいえ生活空間を分けたいという方は多いですが、今ある家の横に増築したり、新しく家を買ったりするのはお金も時間もかかってしまいます。
一方リフォームを二階だけに絞ると、一階に住みながら改修を進められる上に、工事を最小限に抑えられるため少ない予算で二世帯住宅を実現できます。親世代と子世代が玄関を共有するため、コミュニケーションが生まれるのも嬉しいポイントです。
他にも、子どもが大きくなって専用の部屋が必要になった時や家族の人数が増えた時、快適な在宅勤務のためにテレワークスペースを作りたい時などにも、二階のリフォームが検討されています。
二階だけのリフォームには、メリットもあればデメリットもあります。依頼者の希望や予算によっては、全体のフルリフォームを選択した方がいいかもしれません。 フルリフォームと比べながら、二階リフォームのメリットとデメリットをご紹介します。
二階だけのリフォームの大きなメリットは、全体のフルリフォームに比べて費用が抑えられることです。
リフォーム範囲が限定されていることも理由のひとつですが、工事中でも一階部分は使えるため、仮住まいの賃料や引っ越し費用がかかりません。フルリフォームは予算的に厳しい場合でも、二階だけのリフォームなら実行できる可能性があります。
さらに、平屋の屋根部分や広すぎるベランダなど、使っていない空間を取り込んだ増築も可能です。デッドスペースをなくしつつ、生活空間を広げられます。
反対に、一階と二階で雰囲気の差が生じるというデメリットがあります。
場合によっては、内装や外観が明らかに違う、二階は最新設備なのに一階は古いままといった状況になってしまうかもしれません。これを防ぐためにも、一階との調和を踏まえたデザインを考えることが大切です。
また、増築や水回り設備の追加をあわせて行う場合は、その重量を支えるために一階の補強工事が必要になる場合があります。
もし一階にも多く手を加えなければならないのなら、その分費用が高くなるためフルリフォームを選択した方がいいかもしれません。リフォーム会社に相談し、両方の見積もりを取った上で判断することをおすすめします。
先にご紹介した通り、二階だけのリフォームは、全体のフルリフォームに比べて費用を抑えられるのがメリットです。では、具体的にどの程度の費用がかかるのでしょうか。
フルリフォームの費用相場は、10~73万円/坪程度とされています。一般的な大きさの一戸建て(30~40坪)をフルリフォームする費用は、総額2,000万円程度と考えられます。
一方、二階だけをリフォームする場合は、壁紙や床、建具交換などを行う内装リフォームで総額500~800万円程度です。フルリフォームの半額以下に抑えられるため、比較的少ない予算でもお家を改修することができます。
ただし、二階に水回り設備を新たに設置する場合は、一階から水道管を引かなければならず、その配管工事や一階の補強工事のコストが必要となるため、1,000~1,300万円程度まで上がる可能性がありますが、フルリフォームと比べれば費用を抑えることができます。
家の耐震性や水回りの位置によっても費用が変わるため、複数のリフォーム会社から見積もりを取り、しっかりと資金計画を立てることをおすすめします。
二階だけのリフォームを行う時は、安全性や使い勝手にも注意する必要があります。特に重要なのは以下の2つです。
二階だけをリフォームすると、建物の重量や重心が変化し、耐震性能に影響を与える可能性があります。リフォームに合わせて増築を行う場合は、特に留意しなければなりません。
対策としては屋根材を軽くする、家を支える耐力壁を増やすといった方法があります。希望するリフォームでどのような対策が取れるのか、リフォーム会社に相談するのがおすすめです。
二階をリフォームする時、コストアップの原因になりやすいのが水回りの増設です。二階にトイレや浴室を設置する場合、他の水回り設備から離れた場所に増設すると、配管を長く引かなければならず費用が高くなる傾向があります。
費用を節約したい場合は、二階のトイレを一階のトイレの真上に作るなどの工夫が必要です。
また、二階にお風呂場を増設する場合は、一階がお湯の重量に耐えられるのかどうかも確認する必要があります。場所によっては補強工事の必要性が出てくるため、要注意です。
戸建ての二階だけをリフォームすることは、二世帯住宅にする時、子供部屋やワークスペースを増設する時などによく行われます。
フルリフォームは総額2,000万円程かかることがありますが、内装リフォームを行って二階のみ改修する場合は500~800万円、水回りを増設しても1,000~1,300万円と費用を抑えられるのがメリットです。
また、最小限の工事で済むのも嬉しいポイントですが、一階と二階の内装や外観の雰囲気に差が生まれたり、一階に補強工事が必要になったりする可能性はあります。
二階だけのリフォームを行う時は、これらのポイントを十分に検討し、リフォーム会社にも相談した上でプランを立てることをおすすめします。
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