フルリフォームについて調べると、スケルトンリフォームや建て替えなど似た意味を持つ言葉が出てきて違いが分からなくなる方もいるかもしれません。
フルリフォームの概念を知ると、他の修繕方法と比べた時のメリット・デメリットについても分かりやすくなるはずです。
そこで本記事では、フルリフォームの意味やメリット・デメリットについてご紹介します。
「フルリフォーム」とは、基礎部分や梁、柱といった主要構造部だけを残して家を解体し、新しく作り変えることをいいます。リフォーム会社にもよりますが、「スケルトンリフォーム」とほぼ同じ意味と捉えて差し支えありません。
一方、壁材や床材、水回りなどの目に見える部分のみを刷新する修繕のことは「表層リフォーム」と呼ばれます。マンションなどでは主要構造部を工事できない場合があり、戸建てでいう表層リフォームをフルリフォームと呼ぶ場合もありますが、一戸建てでは基本的にフルリフォームと表層リフォームを区別します。他にもフルリフォームと混同されやすい用語が「建て替え」です。これは基礎部分や骨組みもすべて解体・撤去して家を建て直すことを指します。
どちらも家を生まれ変わらせるという点では同じですが、最も重要な部分である基礎と骨組みを残すかどうかの違いは大きく、それぞれにメリットとデメリットがあります。今回は戸建てを想定し、躯体を残して家を作り直す「フルリフォーム」に焦点を当てて解説します。
※フルリフォーム、スケルトンリフォーム、表層リフォームの定義は、リフォーム会社ごとに異なります。
フルリフォームを表層リフォームや建て替えと比較した場合、以下のようなメリットがあります。
建て替えと比べると、フルリフォームは元の基礎や骨組みを流用できるため、これらの部分を新たに作る必要がなく、施工費用を抑えることができます。また、建て替えと比べると廃材も少なくなり、処分費用も抑えられます。
建て替え工事は長いと3~8カ月かかりますが、フルリフォームなら1~5カ月の工事期間で終わります。ただし、家の大きさや天候、躯体の傷みなどによっては工期が伸び、建て替えより長くかかる可能性もあるため、注意が必要です。
一部分とはいえ、フルリフォームは思い入れのある我が家をそのまま使い続けられます。家の雰囲気は大きく変わりますが、柱や梁などに昔の面影を残しつつ、住空間を思いのままに変えられるのが魅力です
フルリフォームには多くのメリットがある反面、基礎や骨組みが残っている関係上、以下のようなデメリットもあります。
間取り変更はできても骨組みは動かせないので、家の大まかな形まで変えることはできません。制限がある中で二世帯住宅にしたり、動線を確保したりすることはできますが、デザインの自由度は建て替えに劣ります。
骨組みの劣化が激しいと、その部分を補修しなければならないため、どうしても補修費用がかかります。状況次第では建て替えたほうがいい場合もあり、複数のリフォーム会社に見積もりを依頼するなど、十分に検討することをおすすめします。
家全体を支えている基礎と地盤は、家の総合的な耐久性や耐震性能に関わる部分です。もし基礎や地盤に問題があれば、フルリフォームでは対応できず、建て替えなければなりません。築年数が古い建物は、最新の耐震基準を満たしていない可能性が高いため、特に注意が必要です。
リフォームは施工範囲によって表層リフォーム、フルリフォーム、建て替えの3つに大別できますが、中でもフルリフォームに向いているケースについて解説します。
一般的に、建て替えよりフルリフォームの方が値段を抑えられます。予算に制限がある方は、フルリフォームを検討することがおすすめです。
築年数が浅く、基礎部分や骨組みに劣化が見られない場合はフルリフォームができますが、劣化が進んで修復が不可能な場合はもちろん、たとえ可能でも補修費用が大きくかかる場合は、建て替えが推奨されます。
同居人数の変化や二世帯住宅への変更などに伴い、間取りや水回りを大きく変えたいという方も、表層リフォームでは対応が難しいためフルリフォームがおすすめです。建て替えと比べても、費用や工期を考えるとフルリフォームの方がお得に済みます。
生活をともにしてきた愛着ある家を壊したくないという方は多いのではないでしょうか。建て替えをすると、まったく新しい家に生まれ変わってしまいますが、フルリフォームにすれば所々で住み慣れた家の面影を感じられます。
貴重な木材が使われている古民家など、骨組みそのものに高い価値がある場合は、残しておくためにもフルリフォームがおすすめです。物件によっては、建て替えよりも資産価値が高くなります。
戸建てのフルリフォームとは「基礎部分や骨組みだけを残して大部分を作り直すこと」を指します。リフォーム会社によって定義が異なることもありますが、スケルトンリフォームと同義語として使われる場合が多く、一部分を改修する「表層リフォーム」や家をすべて解体して建て直す「建て替え」とは意味が異なります。
フルリフォームは建て替えより低コスト・短工期ながら、表層リフォームよりも思い切った間取り・設備の変更ができます。一方、建て替えと比較すると自由度が劣るのがデメリットです。
フルリフォームは建て替えより安価ですが、家の状態ごとに費用感は大きく異なります。予算を押さえながら家を刷新したい方や家に対する愛着が強い方などにおすすめです。
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