浴室タイルのひび割れや剥がれは、浸水の原因となり下地を傷付ける危険性もあるため、発見したらなるべく早く対処することが大切です。
浴室のタイルの補修または張り替えをする場合、どのようなことに気を付けるべきなのでしょうか。
ここでは、補修や張り替えが必要なタイルの状態の判断方法や、基本的な対処方法、失敗しないタイルの選び方をご紹介します。
浴室内では、床材や壁材としてタイルが使われます。
床のタイルと壁のタイルそれぞれの特徴や、起こりやすい劣化をご紹介します。
床のタイルは、浴室の床専用の商品として滑りにくく加工されたものなどが販売されています。
また、冷たさを感じにくい物や抗菌機能を備えているタイルなども流通しています。
床のタイルが劣化する原因は、湿気や経年劣化、物を落としたことなどによる歪みが主です。
・浴室の床は冷たくないものがおすすめ
最近では、床がタイル張りのお風呂は少なくなっています。
タイルの床は、寒い時期に冷えやすく、お風呂に入った際に冷たさを感じるというデメリットがあるからです。
TOTOの「ほっカラリ床」は、従来のタイルではなくプラスチック素材等で作られています。
ほっカラリ床の表面シートは、床の内側に断熱構造を施しており、タイルのような冷たさを感じないのでおすすめです。
壁のタイルとしては、「釉薬(ゆうやく)」仕上げでツルンとしたタイルや、抗菌機能を持つタイルなどが使われます。
個性を出したい場合やおしゃれな浴室空間にしたい場合には、カラーバリエーション豊富なモザイクタイルなども採用されています。
壁のタイルが劣化する原因も床と同様に、湿気や経年劣化、物をぶつけたことなどによる歪みが主です。
浴室のタイルにひび割れやはがれがあるけれど、補修だけで問題ないのか、または張り替えが必要なのか、判断に悩む方もいるでしょう。
ここではまず、補修・張り替えが必要なタイルの状態について見ていきましょう。
また、タイルの傷みを放置してしまった場合のリスクについてもご紹介します。
タイルの軽い劣化や目地の汚れ程度であれば、補修材による応急処置等で問題ありません。
防水のためのコーキング材によって補修する必要があるのは、壁や床のタイルに隙間がある場合です。
また、タイルの一部分や表面がひび割れていたり、欠けていたりする場合も全面的な張り替えは必要なく、簡単な補修や部分張り替えで済むケースがあります。
タイルが浮いている状態が目立つ状態は、補修だけではタイルが剥がれてしまう可能性があるため、早めの張り替え処置が必要です。
また、タイルの表面だけでなく下地や土台の部分までひび割れしている状態であっても、補修ではなく張り替えが必要となります。
下地や土台までひび割れや隙間ができてしまうと、壁や床の内部まで水が入ってしまう危険性が高いのです。
タイルのひび割れや隙間といった劣化を長い期間放置してしまうと、内部まで水が浸入し下地や土台部分の劣化の原因となってしまいます。
タイルのひび割れや傷みで気になる部分があれば、なるべく早めに対処することが大切です。
また、経年劣化がかなり進行した状態の場合、部分的な張り替えでは周りのタイルとの差が目立ってしまうため、劣化の進行状態を見て、補修するか張り替えるかを判断しましょう。
それでは、浴室のタイルは、どのようにして補修・張り替えをしていくのでしょうか。
それぞれの基本的な方法に加えて、DIYで補修や張り替えができるのかどうかについても見ていきましょう。
タイルが剝がれている場合は、まず剥がれた部分のタイルと目地をきれいに取り除きます。
その場所に接着剤で新しいタイルを張り、乾燥させたあと目地を埋めていきます。
補修したい箇所のタイルや目地を取り除く際には、周りのタイルを傷付けないよう注意して作業を進めなければいけません。
元のタイルを取り除く作業は難易度が高いため、DIYの経験が少ない場合はリフォーム会社などに依頼するのがおすすめです。
タイルが広い範囲でひび割れしていて、部分的にタイルを張り替える場合は、まず張り替えたい部分の周囲のタイルと目地を剥がし、平らにします。
そこに、接着剤で新たにタイルを張り直していくのです。
しかし、部分的な張り替えの場合、周囲のタイルとまったく同じタイル材で張り替えることが難しいケースが多く、ほかの部分との差が目立ってしまう可能性が高いという注意点があります。
そのため、長い目で見ればタイル全面を張り替えてしまった方がきれいに仕上がり、リフォームとしても効率的という意見も少なくありません。
費用を抑えるために、タイルの補修や張り替えをDIYで済ませたいという方もいることでしょう。
しかし、DIYで期待できるのは、カビ予防や目地の劣化防止程度です。
というのも、ひび割れの補修の際、既存のタイルの色と補修剤の色を合わせるのは意外と難しく、きれいな仕上がりにしたい場合は初心者のDIYでは難度が高いのです。
また、タイルの張り替えについても、既存のタイルを剥がす作業や下地の表面をならす下処理、目地が均等となるようにタイルを並べてから一枚ずつ張っていく作業などがあり、いずれもプロの技術なしでは厳しいという面があります。
できるだけDIYは避け、リフォーム会社に施工を依頼することがおすすめです。
実際に浴室のタイルを張り替える場合、どのような視点で浴室のタイルを選べばいいのでしょうか。
選ぶ際には、機能性・デザインのどちらも重視したいところです。それぞれどんなポイントを重視すべきなのか、見ていきましょう。
浴室のタイルの機能性については、次のようなポイントに注目して選ぶことをおすすめします。
・掃除のしやすい物
・吸水性が低い物
・滑りにくく、肌触りがいい物
浴室はカビや水垢が発生しやすいため、毎日の掃除がしやすい「釉薬(ゆうやく)」を使用したガラス質のタイルや、目地の少ない大きめのタイルがいいでしょう。
また、転倒防止・冬の寒さ対策のために、滑りにくく冷えにくいタイルもおすすめです。
浴室のタイルは、床タイルと壁タイルに分けられます。床・壁のデザインや配色を統一させることが一般的です。
床と壁それぞれで違う色を選びたい場合は、床タイルは壁タイルよりも暗色にすることで、まとまりのある落ち着いた空間になります。
浴室のタイルの補修や張り替えが必要になった場合、早めに適切な処置を施すことで、浴室の耐久性も大きくアップします。
BXゆとりフォームでは、浴室のタイル補修・張り替えを行っているため、さまざまなタイルの状態のご相談にアドバイスすることが可能です。
タイルの補修や張り替え、お風呂の全体的なリフォームを検討したいという方は、お気軽にご相談ください。
BXゆとりフォームは、お客様に安心してリフォームをご依頼いただけるよう、お客様アンケートのご回答をサービスに活かしてまいりました。
高評価に慢心することなく、今後とも顧客満足度100%を目指して、感動のリフォームをご提供してまいります。
※10万通以上のお客様アンケート結果より
お客様の「困った」 「どうしよう」に、経験豊富なリフォームアドバイザーが素早くお応えします。
私たちは、お客様とのコミュニケーションを大切にし、気持ちよくお付き合いいただける間柄を目指します。
親身になってよく考え、感動のリフォームをご提供いたします。