FRP浴槽は、ユニットバスリフォームで最も普及率が高いと言われるメジャーな浴槽です。
浴槽の素材によく使われているFRPですが、そもそもどんな素材なのか気になる方もいるのではないでしょうか?
この記事では、FRP浴槽の特徴やメリット・デメリットについてご紹介します。
また、FRP浴槽と人造大理石浴槽の違いについてもご紹介していきます。
はじめに、FRPという素材やFRP浴槽の特徴をご紹介します。
FRPとは「Fiber Reinforced Plastic」の略で、繊維強化プラスチックという意味です。
FRPは、プラスチックの中にガラス繊維などを入れて作られる素材です。
高い強度や形の制限なく自由に成型できることから、浴槽以外にも船底などの船舶関連やスポーツ用品、公園の遊具やベンチ、身近な生活用品などあらゆる分野で活用されています。
FRPは、現在使われている浴槽素材の中で主流になっている素材です。
その理由は、この後ご紹介する価格の安さ、機能性の高さというメリットがあるためです。
加えて、FRPには防水性の高さや補修のしやすさなどの特徴もあります。
浴槽として使用する上で多くのメリットがあるため、FRPは浴槽素材として広く普及しています。
FRP浴槽と人造大理石浴槽の大きな違いは価格です。
メーカーショールームでユニットバス交換リフォームのプランを作成する際に、FRP浴槽と人造大理石浴槽の商品価格を比較すると、人造大理石浴槽のプランの方が5〜20万円ほど高くなる傾向があります。
人造大理石浴槽も住宅設備メーカーなどが取り扱っている人気の浴槽です。
人造大理石は、天然の大理石を砕いて樹脂やセメントと混ぜ合わせて作られています。
このため、人造大理石浴槽は表面が固くて傷付きにくく、FRP浴槽と比べてお手入れが楽という特徴もあります。
価格や掃除のしやすさ、質感など、FRP浴槽と人造大理石浴槽はそれぞれ異なる特徴を持っていることが分かります。
その他、人工大理石浴槽といった、自然の大理石に似せて作られたアクリル樹脂やポリエステル樹脂が主成分の浴槽もあります。
人造・人工大理石浴槽について、さらに深く知りたい方は、こちらを参考にしてみてください。
関連記事:人造・人工大理石浴槽の詳細記事はこちら
(人工大理石と人造大理石の違いも解説しています。)
ここからは、FRP浴槽の5つのメリットを紹介します。
FRP浴槽のメリット
・価格が安い
・防水性能が高い
・錆びにくい・腐りにくい
・さまざまな形状に対応できる
・補修しやすい
FRP浴槽の最大のメリットは、価格が安いことです。
浴槽の素材は、FRPの他にもホーローや人造大理石、人工大理石、ステンレス、木などがあります。
その中でもFRP浴槽は製造コストが低いため、安価であることも大きな特徴です。
FRPは、防水性能が高く、浴槽をはじめ多くの水回り製品として使用されています。
例えば、プールや施設の水槽、厨房の床などにも使用されています。
また、水漏れや湿気によって損傷してしまうリスクが低いという特徴も持っています。
FRPはプラスチックでできているため、浴室そのものが金属のように錆びることがありません(貰い錆は発生する場合があります)。
また、木材などと違って腐りにくい素材です。
ステンレス製やホーロー製、木製の浴槽とは異なり、錆びや腐食を気にせず使えることが、FRP浴槽のメリットと言えます。
FRPは、どんな形にも成型できる自由度の高い素材です。
そのため、スタンダードなストレート浴槽からワイドサイズの浴槽、浴槽内に段差が付いているものなど、さまざまな形の浴槽を作れるのはFRPならではの特徴です。
あらゆる形状の中からライフスタイルや好みに合わせた浴槽を選択できることは、FRP浴槽を選ぶ際の大きなメリットです。
FRP浴槽の表面には、コーティングが施されています。
そのため、浴槽に傷やヒビが入ったとしても、表面の再塗装やFRPライニングという補修を施すことによって補修が可能なケースがあります。
FRP浴槽そのものが安価であることに加え、補修やメンテナンスによって耐用年数を延ばすことができ、コストを抑えられることも大きなメリットと言えます。
多くのメリットがあるFRP浴槽ですが、他の素材の浴槽と比べた際のデメリットもいくつかあります。
FRP浴槽のデメリットを2つご紹介します。
FRP浴槽のデメリット
・汚れが目立ちやすい
・耐久性能が若干低い
汚れが目立ちやすいことが、FRP浴槽のデメリットとして挙げられます。
FRP浴槽の表面に施される塗装は汚れが付きやすく、他の素材の浴槽と比べて汚れや色あせが目立ちやすい傾向があります。
しかし、表面塗装をし直すことによって、新品のようなきれいな外観を取り戻すことができます。
また、FRP浴槽はカラーバリエーションが豊富なため、汚れが目立ちにくい色の浴槽を選ぶことができます。
FRP浴槽の耐用年数は10年ほどで、他の素材と比べると耐久性能が若干低いというデメリットがあります。
他の素材の耐用年数は、人造大理石浴槽が30〜40年ほどであり、ホーロー浴槽は20〜30年ほどと、FRP浴槽より長いことが分かります。
しかし、FRP浴槽の傷や汚れが気になるという場合、表面の塗装が劣化しているだけで、FRP自体に傷は付いてないケースが多いです。
また、表面の傷や汚れが気になる際には、表面塗装や補修(FRPライニング)によって耐用年数を延ばすことも可能です。
デメリットでご紹介した通り、FRP浴槽の耐用年数は10年ほどです。
FRP浴槽のメリットだけでなく、デメリットも踏まえた上でリフォームを決めるのがおすすめです。
ここからは、FRP浴槽にリフォームする際の注意点をご紹介します。
お風呂のリフォームでは、アフターフォローがある業者に依頼するのがおすすめです。
保証がある業者であれば、お風呂を使ってトラブルがあった場合でもすぐに対応してもらえます。
お風呂のリフォーム業者を選ぶ際は、アフターフォローがある業者かどうかを確認しておくことで、リフォーム後にも安心してお風呂を使うことができます。
リフォーム業者選びに迷う際は、実績があるリフォーム会社に依頼すると、スムーズかつ安心してリフォームをしてもらうことができます。
ホームページに載っている施工事例や口コミなどで、実績を確認することがおすすめです。
BXゆとりフォームでは、累計8,000件以上の風呂・浴室・ユニットバスのリフォーム実績から、お客様のご要望に合わせたリフォームをサポートしております。
WEBホームページやお電話にて無料でお見積りを承っておりますので、お風呂のリフォームをお考えの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
FRP浴槽は、現在主流となっている浴槽です。
ご紹介したように、価格面やコストパフォーマンスの高さなど多くのメリットがあります。その他、素材の特徴からお手入れがしやすいといった事もメリットです。
また、ライフスタイルにあわせた浴槽を選べるため、お風呂のリフォームの際は、使い勝手の良いFRP浴槽を導入することもおすすめです。
浴槽の素材や機能など、お風呂のリフォームでお悩みがある際には、リフォーム業者へのご相談がおすすめです。
多くのリフォーム実績を持つBXゆとりフォームでは、お客様のご要望に合わせたさまざまなスタイルのリフォームを承っております。
お見積りのご依頼はお電話・WEBホームページにて無料でお受けしておりますので、お風呂のリフォームについてお悩みがある際には、お気軽にお問い合わせください。
BXゆとりフォームは、お客様に安心してリフォームをご依頼いただけるよう、お客様アンケートのご回答をサービスに活かしてまいりました。
高評価に慢心することなく、今後とも顧客満足度100%を目指して、感動のリフォームをご提供してまいります。
※10万通以上のお客様アンケート結果より
お客様の「困った」 「どうしよう」に、経験豊富なリフォームアドバイザーが素早くお応えします。
私たちは、お客様とのコミュニケーションを大切にし、気持ちよくお付き合いいただける間柄を目指します。
親身になってよく考え、感動のリフォームをご提供いたします。