ユニットバスをリフォームする際、浴槽のサイズや容量が気になる方もいることでしょう。
浴槽にどのくらいのお湯が入るかで、水道代などの光熱費にも影響してきます。
ここでは、実際の浴槽の容量や浴槽形状の種類をご紹介します。
最後に、ユニットバスの容量に関するよくある質問もご紹介するので、浴室のリフォームを検討している方は、ぜひご覧ください。
まずは、ユニットバスの規格サイズの見方や、どのようにして浴槽の容量が決まるのかについて見ていきましょう。
ユニットバスのサイズは、「短辺寸法×長辺寸法」で表記されています。
例えば、「1618」というサイズの場合は、160cm×180cmという大きさになります。
代表的なユニットバスの規格サイズとしては、シングル向けの「1216」や「1317」、ファミリー向けの「1418」や「1620」があります。
足を伸ばしてゆったりと入浴したい場合は「1418」以上のサイズを選びましょう。
ユニットバスの規格サイズは、ご紹介したように4桁の数字で表記されますが、同時に「0.75坪」「1坪」のように坪換算で表記されているケースも多いです。
特に戸建て用ユニットバスは、坪換算されている規格サイズがよく見られます。
例えば、「1216」は0.75坪サイズとされており、0.75坪のスペースにちょうど収まるユニットバスのサイズという意味になります。
ユニットバスのサイズによって浴槽のサイズも決められており、浴槽のサイズだけを変更するということはできません。
しかし、自由な設計で作られた在来工法の浴室をユニットバスにするリフォームの場合、一般的な規格サイズのユニットバスの寸法では合わないケースもあるため、規格サイズ以外の寸法のユニットバスも展開しているメーカーもあります。
ユニットバスの規格サイズによって浴槽の大きさが決まるため、基本的に浴槽の容量から決めるということはできません。
しかし商品によっては、浴槽の形状を選べるものもあります。浴槽の形状によっても容量は変わってきます。
メーカーによって浴槽の形状は異なりますが、基本的には、容量が大きい順に、シェル型(半円型)・デルタ型(三角型)・楕円型となります。浴槽内にベンチがある浴槽は、その分容量も小さくなります。
ユニットバスの浴槽のサイズ規格とその内寸、満水時の湯量を一覧表にしています。
サイズ表記は、4桁の数字での表記と坪数での表記が混在している場合があります。
以下の一覧表ではそれぞれのサイズ規格が何坪にあたるかが分かるようになっているので、浴槽のサイズ感が気になる方は、ぜひご覧ください。
また、湯量は満水時の目安となるので、参考にしてみてください。
サイズ規格 | 内寸 | 坪表記 | 満水時の湯量 |
---|---|---|---|
1216 | 1200mm×1600mm | 0.75坪 | 約220~250リットル |
1317 | 1300mm×1700mm | 0.75坪 | 約250~270リットル |
1418 | 1400mm×1800mm | 0.75坪 | 約270~310リットル |
1616 | 1600mm×1600mm | 1坪 | 約260~290リットル |
1618 | 1600mm×1800mm | 1.25坪 | 約320~340リットル |
1620 | 1600mm×2000mm | 1.25坪 | 約320~340リットル |
1624 | 1600mm×2400mm | 1.5坪 | 約350~440リットル |
1818 | 1800mm×1800mm | 1.5坪 | 約350~440リットル |
※「1216」:10cm単位で、12が浴槽の長さ120cm、16がそれと直角の面の長さで160cm
浴槽の容量は、浴槽サイズと形状で決まるということが分かりました。
ここからは、2種類の浴槽の容量がそれぞれどのくらいの浴室サイズ・坪数に該当するのかをご紹介します。
浴槽150リットルは、「1216」サイズ(0.75坪)に該当します。
「1216」サイズは、一人暮らし用のワンルームなどで使われるお風呂のサイズです。
浴槽満杯にお湯を入れると想定すると220~250リットル入りますが、実際の入浴時には7~8割程度しかお湯を入れないことがほとんどでしょう。
そのため、「1216」サイズではおおよそ150リットルのお湯が入ると考えられます。
浴槽200リットルは、「1418」サイズ(0.75坪)や「1616」サイズ(1坪)に該当します。
これらの浴室サイズは、戸建て・マンションで標準として採用されることが多いサイズです。
また、浴槽にお湯を溜める際の設定は、自動で200Lのお湯が入るようになっていることがほとんどです。
そのため、浴槽200Lは標準的な浴槽サイズと言えるでしょう。
ユニットバスの浴槽の形状は、容量や入浴のしやすさに大きく影響してきます。
ここでは、形状別の特徴を見ていきましょう。
容量が最も多いシェル型浴槽は、親子でも入浴しやすいというメリットがあります。
ステップ部分があるため、半身浴にも向いています。
デメリットとしては、浴槽が大きい分、洗い場が狭くなってしまうことが挙げられます。
直角三角形のような形のデルタ型浴槽は、楕円型浴槽よりも容量がやや多い形状となっています。
シェル型と同じくステップ部分があり、親子での入浴や半身浴にも向いています。
脚を伸ばしてゆったり入りたいという方は、避けたほうがいいでしょう。
楕円型浴槽は、一般的な形の浴槽です。
3タイプの中では最も容量は少ないですが、洗い場のスペースを広く取ることができるというメリットがあります。
浴槽の形状は、家族構成や入浴スタイルに応じて選ぶことをおすすめします。
浴槽の種類によって、深さも変わってきます。入浴スタイルにも影響するため、和式・洋式・和洋折衷式それぞれの特徴も見ていきましょう。
和式の浴槽は3タイプの中でも最も深さがあります。
ひざを折って入ることで、肩まで浸かることができます。
その一方で、脚を伸ばせない姿勢となることから、心臓や血圧に負担がかかりやすく、心臓の弱い方や高血圧の方、お年寄りには向かないという意見もあります。
基本サイズは、深さ60cm、長さが80~120cm程度です。
浅く長い浴槽が洋式タイプです。
脚を伸ばして入浴することが可能で、圧迫感や体への負担もありません。
しかし体が浮きやすくなるため肩までしっかり浸かれないというデメリットがあるため、冬場は注意したほうがいいでしょう。
浴槽の縁が低いため、お年寄りや介護が必要な方でもまたぎやすいですが、滑りやすく立ち上がりにくいため、滑り止めや手すりの設置も必要となる可能性があります。
基本サイズは、深さ45cm、長さが120~180cm程度です。
和式・洋式それぞれの長所を組み合わせた浴槽が和洋折衷式です。
適度に脚を伸ばしつつ、肩までお湯に浸かることができます。
介護が必要な方やお年寄りでも出入りがしやすく、最近の主流の浴槽は、和洋折衷式となっています。
基本サイズは、深さ60cm、長さが110~160cm程度です。
ユニットバスのサイズや浴槽の容量について紹介してきました。
最後に、ユニットバスの容量についてのよくある質問をご紹介します。
お風呂の浴槽は、戸建ての場合だと220~250リットルの「1216」サイズ(0.75坪)や、260~290リットルの「1616」サイズ(1坪)のものがおすすめです。これらのサイズが、戸建ての標準的な浴室サイズと言えます。
ただし、家族の人数や子どもと一緒にお風呂に入るかどうかで、最適な浴槽の容量は変わってきます。
サイズ規格によっては洗い場スペースが広めなモデルなどもあるため、自身の状況に合わせて容量を選ぶと良いでしょう。
失敗しないユニットバスのリフォームをするためには、専門的な知識と技術があるリフォーム会社に依頼することが大切です。
BXゆとりフォームでは、さまざまなサイズのユニットバスを取り揃えており、リフォームのアドバイスも行っています。
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