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壁紙張替えリフォーム コラム 4_3
壁紙は自分でできる(DIY)?
クロスの張替えは賃貸住宅でもOK?方法や注意点を紹介 賃貸住宅でのクロスの張替えについてご紹介します。 お見積り・お問合せはこちら

手軽に部屋の雰囲気を変えられるクロス(壁紙)の張り替えですが、賃貸住宅に住んでいる場合は、張り替えを行ってもよいかどうか、わかりにくいものです。 賃貸物件では様々なルールを守らなければならず、リフォームも例外ではありません。
そこで今回は、賃貸住宅でクロスを張り替えする時の手順や注意点、おすすめの張り方についてご紹介します。

賃貸住宅でクロスを張り替える時はどうする?

壁のリフォームは主に4種類

賃貸住宅の場合、管理規約や賃貸借契約において内装リフォームを制限していることが多く、クロスを勝手に張り替えることは原則としてNGです。 一方、「クロスの張り替えを行う際は貸主の承諾を得なければならない」という契約内容になっている場合は、壁紙を張り替えられる可能性があります。 クロス張り替えの許可を得るためのポイントを2つ解説します。

オーナーや管理会社に事前確認をする

    
オーナーや管理会社に事前確認
    

賃貸住宅の管理業務は、通常オーナーから委託された管理会社が行っています。 そのため、クロスの張り替えを検討している時は、オーナーもしくは管理会社に事前確認をすることが基本です。許可を得る必要があるかどうかがわからない時も、相談しておくと無用のトラブルを防ぐことができます。

また、物件によっては政令に基づく「内装制限」がかかっており、壁材に一定の防火性能が求められる場合もあります。これは、万が一火災が発生した時、延焼や煙の発生を遅らせるために定められた規制です。

もしリフォームしたい部分の壁が内装制限の対象だった場合、準不燃、難燃といった基準を守った壁紙を選ぶ必要があり、DIYでは難しくなってしまいます。 その他にも、オーナーからクロスの材質やデザインを指定される場合は、それらをすべて守る必要があります。 管理規約や賃貸借契約を守ったクロスを選ぶためにも、オーナーや管理会社に条件を細かく確認しておくことをおすすめします。

張り替えの許可を得るためのポイント

張り替えの許可を得る時は、適当に申請するだけでは断られてしまうことがあります。リフォームには部屋の破損リスクがあり、貸主としてはあまり許可したくないものです。
そのため、張り替えの理由や面積、使用するクロスの種類、ごみの処理方法などを貸主に細かく説明しておくことが、理解と許可を得るためのポイントです。 また、「原状回復費用」を支払うつもりがあることも話しておくと、許可を得られる可能性が高くなります。

退去時に原状回復費用がかかる可能性が高い

    
現状回復費用
    

賃貸物件のクロスを張り替える場合、注意したいのが「原状回復費用」です。原状回復とは、退去時に部屋を入居前と同じ状態に戻すことをいいます。 借主がクロスの張り替えを行った部分については、すべて借主の負担で元に戻すのが妥当という考えが主流です。したがって、クロスを張り替える時はその施工費用だけではなく、原状回復費用の支払いも計算に入れておかなければなりません。

量産クロスの張り替えをリフォーム会社に依頼した場合、材料費のみで700~800円/㎡程度です。壁天井面積が約40㎡の6畳間の場合、工事費などをすべて含めて8~9万円程度になります。 契約内容にもよりますが、原状回復はリフォーム会社に依頼しなければならないケースが多いため、張り替えにかかる費用と剥がした壁紙の処分費を退去時に支払うことを考えておく必要があります。

入居時に「敷金」を支払っている場合は、それを原状回復費用にあてられる可能性があるため、こういった点もリフォーム前に貸主と相談して決めておくと安心です。

賃貸住宅におすすめのクロス・張り方

原状回復の負担を減らすことを考えると、賃貸物件でクロスを張り替える時は、なるべく剥がしやすいクロス・張り方を選ぶのが望ましいといえます。おすすめのクロスや張り方をご紹介します。

    
賃貸住宅におすすめのクロス・張り方
    

シールタイプのクロスを使う

弱粘着性のシールタイプのクロスは、手軽に張れるだけでなく剥がすのも簡単です。 張った後の微調整はあまりできないため、DIY初心者にとっては難易度が高い壁材ではありますが、退去する時の手間を考えると便利な壁材だといえます。

フレスコ糊で張る

水に溶けやすく剥がしやすいフレスコ糊は、必要なくなった時にきれいに剥がすことができ、裏紙が少し残ってしまっても、水で濡らせば剥がすことが可能です。 シールタイプと違い、張った後に位置を微調整できるため、張る時に少し失敗してもやり直しできるメリットがあります。
反面、シールタイプや生のりタイプと違って自分でのりを塗らなければならず、その分手間や費用がかかります。初心者はうまくいかない場合もあるので、DIYする場合はなるべく安価なクロスから試すのがおすすめです。

マスキングテープで張る

粘着力の弱いインテリア用のマスキングテープを壁に張り、さらにその上から両面テープでクロスを張るという方法もあります。これなら、元のクロスの上から新しいクロスを張ることが可能です。
ただし、のりやシールでしっかりと張っているわけではないため、?がれやすいのが難点です。張る場所の汚れやホコリを中性洗剤でふき取るなど、しっかりと下処理をした上で施工すると多少?がれにくくなります。

ホチキスを使う

ホチキスでクロスを壁に固定すると、マスキングテープと同様に元のクロスの上から新しいクロスを張れるためお手軽です。クロスを剥がす時も、ホチキスの針を抜けばいいだけなので簡単に行えます。
壁に少し穴が開いてしまいますが、ホチキスによる小さな穴は通常使用の範囲とされ、借主の責任になることはあまりありません。とはいえ、念のため貸主に確認を取っておくことをおすすめします。

まとめ

    
まとめ
    

賃貸物件であっても、自分の好きなクロスを張りたいという方は多いはずです。BXゆとりフォームでは、賃借人から依頼があった場合、オーナーや管理会社の承諾が得られているかどうか必ず確認しておりますが、賃貸物件の管理規約や契約内容を事前に確認しておくと安心です。

実際に張り替えの許可が下りたとしても、退去時に原状回復を求められる可能性もあるため、それを踏まえた上で検討することをおすすめします。6畳間の場合、リフォーム会社に依頼すると8~9万円がかかるため、退去するときに資金を用意する余裕があるか、敷金から引いてもらえるかを確認しておく必要があります。

また、壁紙は剥がしやすいシールタイプやフレスコ糊を使うタイプを選ぶか、マスキングテープやホチキスを使うと、原状回復費を減らせるかもしれません。

コラム監修

BXゆとり編集部
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