床のひび割れは、床への加重、摩擦、水分などさまざまな原因によって引き起こされます。ひび割れを放置してしまうと、ひび割れの広がりやはがれなど、フローリングをさらに傷めてしまいます。できるだけ初期の段階で対処することが大切です。
ここでは、フローリングのひび割れのおもな原因と、「補修をDIYで行う」、もしくは「専門業者に補修を依頼する」場合のメリット・デメリットのほか、ひび割れの予防方法についてもご紹介します。
まず、フローリングがひび割れてしまうおもな原因について見ていきましょう。床への水分や加重、摩擦、日光など、さまざまなことがひび割れを引き起こす原因となります。
フローリングは木材でできているため湿気や水気に弱く、水分によってダメージを受けやすいです。木材は水分によって伸縮をするため、大量の水分をフローリングに長く放置してしまうと、板が伸張して中割れしたり、反ってしまったりします。
フローリングは「実(さね)」と呼ばれる板材の側面の突起が組み合わさってできています。この、さねの継ぎ目部分に、加重などの強い負荷がかかると、ひび割れが発生してしまうことがあります。
また、キャスターなどによる摩擦を繰り返しても、表面のひび割れの原因となります。
養生テープや粘着テープのような接着力の高い物をフローリングに貼って無理にはがすと、床表面もはがれてしまうことがあります。表面のひび割れやささくれの原因となります。
日当たりの良いお部屋のフローリングにありがちな原因です。直射日光が長期間フローリングの表面にあたり続けると、日焼けして変色や色あせを起こしてしまうだけでなく、ひどい場合には、ひび割れてしまうことがあります。
暖房器具の熱が床にあたり続けると、床が乾燥してひび割れを起こしてしまうことがあります。また、床暖房の上にカーペットなどを敷いても熱がこもってしまうため、ひび割れの原因となります。
フローリングの寿命は10~20年といわれており、経年劣化とともにさまざまなトラブルが発生することがあります。表面の塗装部分のひび割れやはがれも、経年劣化による症状のひとつです。
床のひび割れが表面的なもので範囲も狭ければ、自分で対処したほうが手軽で安く済むという場合もあります。 自分で対処する場合のポイントやメリット・デメリットについて見ていきましょう。
ひび割れに自分で対処する場合のポイントは、おもに以下の2つが挙げられます。
・フローリングテープを貼る
床表面のみのひび割れで、傷もさほど深くない場合は、市販のフローリングテープを貼るだけでも補修できます。できるだけ床の色に合わせたテープを選びましょう。
・木工パテを使う
ひび割れによる傷が深い場合、市販の木工パテを使います。補修部分の汚れを除去してパテを盛り、ヘラでならしたあとにしっかりと乾燥させます。必要に応じてヤスリで削って滑らかにします。フローリングの色に応じて塗装し、ニスやワックスで仕上げましょう。
自分でフローリングのひび割れを補修する場合のメリット・デメリットについてまとめてみました。
<DIYで補修するメリット>
・ひび割れの程度が軽ければ、テープや木工パテで手軽に補修できる
・費用が安く済む
<DIYで補修するデメリット>
・色などが元通りきれいになるとは限らず、応急処置にすぎないケースもある
・深い傷や広範囲にわたるひび割れの補修には向かない
ひび割れの症状がひどく、見た目も元通りきれいに修復したいという場合は、専門業者に依頼することをおすすめします。費用相場やメリット・デメリットについて見ていきましょう。
業者やひび割れの範囲、補修内容などにもよりますが、フローリングの傷やひび割れの補修には、数万円かかると想定したほうがいいでしょう。部分補修で済む場合と、化粧板や表面を張り替えなければならない場合とで、かかる費用も変わってきます。まずは、無料で見積もりを出してくれる業者を選ぶことをおすすめします。
専門業者に依頼して、フローリングのひび割れを補修する場合のメリット・デメリットについてまとめてみました。
<業者へ依頼した場合のメリット>
・他の部分の床と違和感なく、きれいな仕上がりとなる
・広範囲のひび割れや、深くえぐれてしまったタイプの傷も補修できる
<業者へ依頼した場合のデメリット>
・DIYと比較すると費用は高くなる
・補修に数時間~1日かかる
ここからは、フローリングのひび割れを予防するために、日頃からどんなお手入れをすべきなのかをご紹介します。
フローリングのお手入れ方法として、半年~1年に1回の頻度でワックスがけを行うことが挙げられます。ツヤが出る上、表面に傷や汚れがつきにくくなるというメリットがあります。
小さな傷でも床表面のひび割れにつながってしまう原因となるため、ワックスで保護することをおすすめします。
また、ワックスがけの手間を省き、さらに保護力をアップさせる方法としては、業者にフロアコーティングを依頼するという方法もあります。
ひび割れや傷は、できるだけ初期の段階で補修することで悪化を防ぐことができます。そのため、定期的にフローリングの状態をチェックすることも大切です。目視だけではなく叩く・踏むなどして、気になる床鳴りや浮きがないかも確認してみましょう。
水分に弱いフローリング。水分をこぼしてしまった場合や雨の吹き込み、結露による水滴などは、早めに乾いた雑巾で拭き取るように心掛けましょう。水気の多いキッチンや洗面所などは、防水マットなどを敷くこともおすすめします。また、掃除の際は、水拭きもしないように注意しましょう。加湿器などでお部屋の湿度を上げすぎることにも注意が必要です。
温風ヒーターやストーブの温風・熱が床に直接あたるのを防ぐためには、「マットを敷く」「ヒーター用の台でかさ上げをする」といった方法がおすすめです。
強い日差しによるフローリングへのダメージを防ぐためには、遮光カーテンなどを利用することがおすすめです。特に日差しの強い季節や、日中はカーテンを締め、極力日光があたらないようにしましょう。
粘着力の強いテープは、極力貼らないように注意しましょう。貼った場合は長期間そのままにせず、使用後すぐにはがします。 マスキングテープはフローリングへのダメージも少ないです。そのため、まずはマスキングテープを貼り、上から目的のテープを貼るという方法がおすすめです。
ひび割れの範囲が広く傷も深い場合や、フローリングの経年劣化の度合いによっては、張り替えリフォームを検討することもおすすめします。業者に依頼して部分補修をすると、数万円の費用がかかってしまい、張り替えてしまったほうが長い目で見るとお得になるケースもあります。
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