家の中が嫌な臭いでいっぱいだと、くつろぎにくくなってしまいます。臭いの原因になりそうなものを捨てたり、消臭剤を置いたりしても改善しない場合は、もしかすると壁紙が原因かもしれません。 一見するときれいな壁紙でも、見えない雑菌や下地に繁殖したカビによって悪臭を放ってしまう可能性があります。 この記事では、壁紙の臭いの原因や対処法、壁紙を臭いから守る方法についてご紹介します。
壁紙にしみついた悪臭を対処するためには、まずその臭いの原因を知る必要があります。代表的な臭いの原因は次の5つです。
臭いがきつく、長く残るのがタバコです。同居人に喫煙者がいる場合や、以前住んでいた人がタバコを吸っていた場合は、タバコの臭い成分が壁紙に付着しているかもしれません。 また、タバコは悪臭だけではなく、壁紙の黄ばみの原因にもなります。賃貸物件の場合は退去時にクリーニング代を請求されることもあるので、注意する必要があります。
独特の臭いが気になるのがカビです。湿度の高い環境で繁殖しやすく、高温多湿な日本ではどの住宅でも発生する可能性があります。 よく結露が発生する壁や、壁と家具とのすき間が小さく空気がよどみやすい場所はカビが繁殖しやすいため、油断禁物です。
食べ物の臭いは、生活の中で発生する悪臭の原因の代表例です。 食べ終わった後の袋や調理後の生ゴミを放置すると、菌が増殖して臭い成分が発生しやすくなります。特に加熱調理で発生する調理臭は、部屋に広がって壁にくっつきやすい性質があります。
犬や猫などのペットと生活している場合は、ペット自身の体臭やトイレ臭、餌の臭いなどが壁紙に付着しているかもしれません。 一緒に住んでいると気づきにくいものですが、換気をしないと雑菌がどんどん増殖して空気中を舞い、壁紙に染みついてしまいます。
1つだけではあまり臭いが気にならないものでも、いくつか混ざり合って悪臭になるというケースもあります。
例えば観葉植物や家具、本などの臭いは、それ単体では気にならないものの、混ざり合うと複合臭と呼ばれる嫌な臭いに変わることがあります。なんとなく部屋が臭う、という方は複合臭を疑ってもいいかもしれません。
壁紙が臭うということは、汚れが付着し雑菌やカビが繁殖しているということです。我慢できる程度だからと何も対策しないと、衛生や健康の面で大きな問題を引き起こしかねません。
特にカビは、呼吸器系の疾患やアレルギーの原因にもなりえるので、子供や高齢者のいるご家庭では特に注意が必要です。
また、壁紙の臭いを長年放置して原因物質が堆積した結果、壁紙の張り替えなどの大掛かりなリフォームが必要になることもあります。こうなると、経済的な負担が大きくなってしまい大変です。
「たかが臭い」とは考えず、早めに張替え等の検討をすることをおすすめします。
それでは壁紙に付いたしつこい臭いはどのように対処すれば良いのでしょうか。主な対処法を3つご紹介します。
消臭スプレーを使用すれば、悪臭成分を中和、あるいは雑菌を除去してくれるため、臭いを消し去ることができ、急な来客など時間のない時にはおすすめの方法です。 消臭剤は手軽に使えて便利ですが、壁紙に付着した汚れ自体を落としているわけではありません。時間が経つと汚れから雑菌が増殖し、再び臭い成分が発生する可能性があります。
市販の壁紙用クリーナーや漂白剤、重曹などで拭き掃除をし、壁紙の汚れを落とすと臭いが発生しづらくなります。 消臭剤を使っても臭いが取れない場合や、より根本的に悪臭を解決したい場合におすすめです。 ただし、紙クロスや織物クロスといった水を吸い込むタイプの壁紙では色落ちを招くこともあるため、目立たない場所で試し、問題ないか確認することがポイントです。
消臭剤や掃除で臭いが改善しない場合は、壁紙を張り替えた方がいいかもしれません。費用はかかりますが、悪臭を解決できる上に、消臭機能が高い壁紙を選べば、今後は臭いが発生しにくくなります。
ただし、長期間臭いを放置していた場合は、下地にまで汚れやカビが達している恐れがあります。こうなると、下地からリフォームしなければならず、施工費用が高くなってしまうため、簡単な工事で済ませるためにも早めに対処することをおすすめします。
壁紙の臭いは、発生してから対応するのではなく、発生自体を防ぐのが一番です。最後に、臭い予防に有効な3つの方法をご紹介します。
換気は臭い対策の基本中の基本です。こまめに臭いを逃がせば、原因物質が壁紙に付着してしみつく前に外に逃がすことができます。 加えて、こもっていた空気を循環させて湿気も逃がすことができるため、カビの繁殖抑制にもつながります。
換気と並んで大切なのが、掃除です。壁紙の掃除は忘れがちですが、大掃除の時だけではなく、月に1回程度拭き掃除してあげると汚れの堆積を防ぐことができます。 また、キッチンの生ゴミやペットのトイレ、タバコの吸い殻など、臭いの原因になるものは菌が増殖する前に捨てるといった心がけも大切です。
思い切って壁紙の張り替えをする場合は、消臭性能が高い機能性壁紙を選ぶことがポイントです。悪臭成分を吸着・分解してくれるため、快適な空間を維持しやすくなります。 また、漆喰や珪藻土など塗り壁に使われる自然素材も消臭・調湿機能が高いため、臭い対策やカビ対策として有効です。
部屋から何となく嫌な臭いがする場合は、タバコや食べ物、ペットなどから発生した臭い成分やカビが原因かもしれません。普段臭いが気にならない家具や書籍なども、臭いが混ざり合うことで悪臭になる恐れがあります。
壁紙に付着した汚れやカビは健康を妨げるリスクがあるため、消臭剤の使用は最小限に抑え、掃除や壁紙の張り替えによって根本的に対処することが大切です。
また、普段の生活から換気と掃除をこまめに行い、臭い予防を心がけることをおすすめします。
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