家のリフォームの優先順位は?どこから始めるべき?
一部分リフォームと総合リフォームの違い家の中のリフォーム箇所はどれくらいあるの?
家のリフォームと聞くと、どのようなものを想像するでしょうか?リビングの全面改修、キッチン回りのリフォーム、屋根の補強と漏水対策など様々です。見た目を変えるものから、劣化による内部の補修まで、意外とリフォーム箇所が多いことに気づきます。以下に、主なリフォーム箇所をまとめました。
【家のリフォーム箇所】- 屋根
- 外壁
- リビング
- ダイニング
- トイレ
- 浴室
- キッチン
- 柱
- 床
- 個室
- 収納
- 玄関 など
ざっと挙げてみるだけでも、これだけのリフォーム箇所があります。特に長く住んでいると、経年劣化によってあちこちに傷みがでてきます。リフォームをする上で大切なことは、こういった家のリフォーム箇所に、優先順位を付けてあげることにあります。
リフォームの優先順位を決めるメリット
家のリフォームを行う際、優先順位を決めておくことでいくつかのメリットがあります。具体的なメリットは、以下の通りです。
どのようにリフォームしたいかを考えておくと依頼(相談)しやすい
リフォームの依頼をする前に、どの部分を改修・リフォームするかを事前に優先順位を決めて考えておくとより具体的な相談がしやすくなります。
自分の家にいま必要なリフォームはどのようなものか、生活をする上でどこが不便なのか、見た目を変える場合はどのような外装にしたいかなど、優先順位と具体的にどのようにリフォームしたいかを考えておくと、リフォーム会社からも適切なアドバイスを受けることができ、自分の理想的なリフォームに近づけます。
また、リフォームに関する具体的なイメージを持つにあたっては、知人や親せき、ご近所の方でリフォームをした家を見学させてもらうといった方法も有効です。また、どの部位からリフォームしたらよいか、最初からリフォーム会社に相談していく事もおすすめします。
見積りや費用の計画が立てやすい
決めた優先順位をもとに、具体的なリフォームの場所を決めることができると、リフォーム会社へ正式に依頼する前に、事前の見積りも立てやすくなります。万が一、リフォーム会社と相談していくうちにリフォームの箇所が増えていって費用の予算がオーバーした場合でも、自分の中の最優先箇所を決めておけば、取捨選択がとても楽になります。
たとえば、リフォームの優先箇所を水まわりの設備に決めたのであれば、ユニットバスと洗面所等、まとめて水まわりのリフォームを依頼することで、費用が安くなることや工期が短くなることもあります。効率よくリフォームを行うためにも、優先順位を決める事は有効です。
優先順位の決め方は?
リフォーム箇所の優先順位を決めるには、いくつかの考え方・方法があります。一般的なものを紹介します。
設備の傷み方で決める
優先順位を、建物や設備の傷み方で決めていく方法です。家は築年数が経つごとに、屋根や柱、床下の土台部分が劣化し、耐震性や耐風性が低くなっていきます。これらは特に普段の生活では目にすることもなく、見えにくい部分なので、どこまで劣化したのかが一目で分かりにくいのが悩みどころです。
中古住宅を対象としたホームインスペクション(住宅診断)等を利用することで、住んでいる家のどの部分がどれだけ傷んでいるかを知ることができます。費用がかさむのではないかという不安もありますが、耐震診断などは、国からの補助金がでる場合もあります。
耐震性や耐風性の確保や、より長く安全な家に住み続けるためには、建物・設備の傷んできている部位を優先してリフォームすることが必要です。
生活の支障度で決める
もう1つは、日常生活の中で如実に支障がでている場所から順番にリフォームしていく方法です。屋根や柱、床下の土台など見えにくい部分とは違って、こちらの方法では優先順位も立てやすく、すぐに必要なリフォーム箇所を決めることができます。
生活に支障をきたす例としては、ヒビが入ってしまった外壁、もろくなってしまった屋根、歩くたびにきしんでしまう床、建付けが悪くなった玄関、汚れの目立つお風呂やキッチン回り、詰まってしまった雨どいなどが挙げられます。
また、個々の家庭によって、どの部分を最優先にリフォームするかも変わってきます。たとえば、趣味もしくは家事で、料理をする機会が多い家庭であれば、キッチン回りを優先的にリフォームしたり、来客が多い家なら、人目に付きやすいリビングやトイレなどを優先的にリフォームするなど様々なケースが考えられます。
基本は内側よりも外側から
設備の傷みを最優先にリフォームしたり、生活の支障度を最優先にリフォームするなど、個々の家庭に合わせて優先順位を決めていくにあたって、もう1つ知っておくべきリフォームの基本があります。それは家の内側より、外側からリフォームをしておくと余計な費用をかけずに済むということです。
家に傷みを加えるのは、雨や風といった主に外側からの要因によるものです。屋根や外壁は日常的に風雨にさらされており、特に傷みやすい箇所でもあります。家の外側に傷みがあるのに、内側を優先してリフォームしてしまうと、漏水や雨漏りが起こった場合、家の内側にも支障がでてしまい、二度リフォームということにもなりかねません。
生活していく上では、どうしても見える部分を先にリフォームしたくなりがちですが、まずは外側(外装)に問題がないか確認をおすすめします。
たとえば、設備の傷みも激しく生活にも支障がでている部位を最優先とし、続いて設備の傷みがある部位、最後に生活に支障がでている部位の順と順番を決めておくと、より確実なリフォーム計画になります。
意味のあるリフォームを行うために
たくさんあるリフォーム箇所も、優先順位を決めておくことで、リフォームが必要になったときに迷うことなく進められます。
補足として、省エネ設備やバリアフリー設備を新たに設置したい場合は、その都度リフォーム会社とも相談することをおすすめします。太陽光発電を屋根に設置したい場合は、その前に屋根の補修は行われているか、雨風を防いでくれる十分な強度があるか、診断をおすすめします。二度手間がない、意味のあるリフォームを行うためにも、優先順位を決めることはとても大切なことです。
確かな実績と丁寧なフォローのBXゆとりフォーム
BXゆとりフォームでは、外装・内装を問わず、幅広いリフォームサポートを行っています。ご自分だけでは決めきれないリフォームの優先場所のご相談も丁寧に承っておりますので、リフォームをご検討されている方は、ぜひ、お問合せ下さい。