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フローリング コラム 11
フローリングの種類
床のリフォーム前に、床材の種類を知っておこう! 人気の高い床材のそれぞれの特徴やメリット・デメリットをご紹介します。併せて、用途に合わせた選び方についても解説いたします。 お見積り・お問合せはこちら

床のリフォーム前に、床材の種類を知っておこう!

「床のリフォーム」と聞いて真っ先に思いつくのはフローリングへの変更ですが、実は床材にはフローリング材以外にもさまざまな種類があり、それぞれ一長一短があります。
ここでは、人気の高い床材のそれぞれの特徴やメリット・デメリットをご紹介します。併せて、用途に合わせた選び方についても解説いたします。

床材にはどんな種類がある?

自分のニーズにぴったりの床材を選ぶためには、まず床材にはどのような種類があるのか大まかに知っておくと役立ちます。
人気の高い床材について、そのおもな特徴とメリット・デメリットをご紹介しましょう。

フローリング

フローリングは、木材を加工した製品、もしくは天然木をそのまま用いた製品で、最も人気がある床材です。
薄い板を何枚か貼り合わせた合板の表面に天然木の薄板を貼り付けた「合板材(複合フローリング)」と、100%天然木を使った「無垢材」、その他印刷したシートを張るタイプがあり、素材となる木によってさまざまなタイプがあるのはもちろん、滑りにくく加工された製品やマンション用に防音性の高い製品など、幅広いラインナップがそろっています。

中でも合板材は、耐水性・耐傷性に優れる、掃除がしやすい、色合いや木目のバリエーションが豊富など、どんなお部屋にも合わせやすく、手入れがしやすいのがメリットです。一方、無垢材は合板材に比べて汚れがつきやすく、メンテナンスにも手間がかかりますが、調湿性に優れ、天然木ならではの香りと肌触りを感じられるのがメリットです。

また、フローリングは素材とする木によって、その特徴にばらつきがあります。素材となる代表的な木をいくつかご紹介します。

・ウォールナット
ウォールナットはクルミ科の広葉樹で、古くから床材や家具の素材として使われてきた木のひとつです。色は濃く、主要な材木の中ではトップクラスの堅さと耐久性があり、衝撃にも強いのが特徴です。

・ブラックチェリー
淡い木目となめらかな手触りが特徴の素材です。衝撃耐性は中程度です。

・メイプル
広葉樹の中でも堅くて丈夫な素材で、白っぽく爽やかな色合いが特徴です。和風テイストやナチュラルテイストのお部屋に使われることが多いです。

コルク

コルクはコルク樫の樹皮から作られた床材です。
コルクはワイン瓶をはじめとする密閉材や緩衝材として昔から使われてきた素材であり、天然のクッションともいうべき高い弾力性が特徴です。耐久性や吸音性、断熱性にも優れているため、床暖房やマンション用に防音性を高めた商品も多数売り出されています。
保温性があり、寒い日に裸足で立ってもひやっとしないので、お年寄りの居室などに好んで使われます。

タイル

タイルは耐傷性が高く、掃除も簡単にできるのがメリットです。また、1枚1枚並べるため、簡単にオリジナルのデザインを表現できる点でも人気です。
滑りやすい素材なので、滑りづらい加工が施されているタイプを選ぶといいでしょう。
足にふれたときの冷たさや、タイルとタイルのあいだに溜まる汚れが気になる場合は、床暖房を導入する、こまめに掃除するといった対策をするのがおすすめです。

カーペット

カーペットの何よりの魅力は、さまざまな素材、サイズ、カラーのバリエーションがそろっており、自分の好みに応じた製品を選べることです。また、フローリングと比較して、滑りにくいのもメリットです。
一方、カーペットは繊維質なので、ダニが付着・繁殖しやすいというデメリットもあり、このことは多くの中古マンションの購入者が、カーペットからフローリングへのリフォームを希望する動機のひとつとなっています。

畳はイグサを加工して作られる、日本人にはなじみの深い床材です。
独特の柔らかさが感じられる、自然にお部屋の湿度を適正値に保ってくれる、和の趣を感じられるなど、ほかの素材にはない独自のメリットがあります。
ただし、外干しや数年に一度の交換が必要など、メンテナンスの手間は大きく、維持するための費用もかかってしまうのがデメリットです。

クッションフロア

クッションフロアは、塩化ビニールを用いたロールシート状の製品です。
表面には、木目や大理石、タイルといった床材を模した柄がプリントされているため、一見するとほかの素材のように見えるのが特徴です。
素材は柔らかく、汚れや水も簡単に拭き取れ、ほかの床材に比べて安価で導入できることがメリットです。
逆にデメリットとしては、クッションフロアの上に家具を置くと跡がつきやすいこと、熱に弱いこと、じっくり見たときにほかの素材に比べて安っぽく見えやすいことなどが挙げられます。

天然の大理石や御影石などを床材にしたもので、高級感のある見た目が特徴です。
豪華な印象を与えるお部屋を作ることができるのが最大のメリットですが、高価で、水を吸いやすく汚れがつきやすいというデメリットもあります。
人工大理石を選ぶことで、天然の物に比べて価格を抑えることができ、色やデザインの範囲もより広がりますが、人工大理石の素材はアクリル樹脂ですので、熱に弱いというデメリットがあります。

床材は用途に合わせて選ぶのがおすすめ

これまでご紹介したように、それぞれの床材には一長一短があり、特にどれが優れているというわけではありません。どんな空間を作りたいのか、床材にどんな機能を求めるのかを考え、お部屋の用途やどんな雰囲気にしたいのかという考えに沿って床材を選ぶのが一番です。

例えば、「温かみのあるリビングを作りたい」のでしたら、木の温もりを感じられるフローリングが最適ですし、「洗面所やトイレなどの水周りで、掃除のしやすさと見た目の両方を重視したい」というのであれば、タイルや石も有力な選択肢になります。豪華な印象を出したければ、見た目は大理石にそっくりながら、水にも強い人工大理石を使ってもいいでしょう。防音性や耐衝撃性を重視する子供部屋なら、フローリングやコルク、クッションフロアなどが有力な選択肢になります。

リフォーム前にどのような床材があるのかをチェックし、それぞれの床材の特徴について少しでも知っておくことは、自分好みの空間やお部屋に合った床材を選ぶことに役立ち、ひいては理想の住まいを作るのにも役立ちます。
気になる床材があれば、購入するまえにショールームや展示場に足を運んで、実物を体感してみてください。
BXゆとりフォームでも、さまざまな床材をご用意しておりますので、お気軽にご相談ください。

コラム監修

BXゆとり編集部
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